減額交渉をされないために
減額交渉は対策を講じることである程度防ぐことができます。減額交渉は、大きく分類すると家賃・賃料を支払うことが困難になった場合と、家賃・賃料に対する価値が満足度を下まわった場合に発生します。前者を防ぐことは難しいですが、後者は防ぐことができないわけではありません。
入居者の不満がある一定のラインを越えないようにするだけで、減額交渉を防ぐことができる場合があります。
減額交渉を防ぐ方法としては、
1:管理を徹底する(特に清掃)
2:定期的に修繕を実施し、常に住居を良い状態に保つ
3:アンケートを半年に一回は実施する
4:迷惑行為をする入居者を退去させる
5:賃貸市場の状況をある程度把握しておく
6:相談できる専門家がいる場合は、定期的に対策を伺う
といった事柄があげられます。努力しているオーナーに対しての減額交渉というのは、心理的にもし難く、減額交渉の余地も発生しにくいです。もし交渉になった場合でも、減額されないための交渉材料を持つことができます。
また、減額交渉をされてしまった場合の対処事項を事前にやっておくことも重要でしょう。問題が表面化する前に防ぐということが重要です。
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投稿者プロフィール
- 弁護士・宅地建物取引主任者。神奈川県にて25年以上の弁護士経験を持ち、特に不動産分野に注力している。これまでの不動産関連の相談は2000件を超え、豊富な経験と知識で依頼者にとって最良の結果を上げている。
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