共有持分を早く、高く現金化したい

共有持分を早く、高く現金化するには?

自身の「持分」のみをすぐ現金化する方法としては、持分買取業者に売却する方法があります。

ただ、この場合ですと高くても時価の半額程度でないと買ってもらえないという弱点があります。

共有持分を時価又はそれに近い値段で現金化するには共有物分割請求がよい方法です。

 しかし、共有物分割請求で現金化するにはそれなりの時間を要します。

 そこで、共有物分割請求を行いつつ、早く現金化する方法があります。それは共有「持分を担保」にしてノンバンクから借入をするという方法です。

 銀行は共有持分を担保とした融資に消極的ですが、ノンバンクの中にはそのような融資を行ってくれるところがあります。

 共有物分割請求を行うことを前提とした融資ですので、持分売却代金を一部先取りしたような形となります。

 共有物分割請求で他の共有者に持分を買い取ってもらうか共同売却するか競売で清算するかのいずれかの方法で清算され、清算時点でノンバンクに一括返済するものです。このことから完済の見込みがつきやすく、清算・完済時までの毎月の利息のみの支払いで応じてもらえることもあります。ノンバンクの持分担保の融資を受けた方がこれまでの依頼者の中に何人かおりましたが、いずれも債務者にはかなり有利な支払条件で融資を受けていました。

 持分担保融資を受けると利息の負担が生じますが、持分を時価の半額で売却するよりは余程、手取額が多くなるというメリットがあります。

 持分を早く現金化したいが、買取業者に持分を安く売却する方法以外も検討したいという悩みをお持ちの方はお気軽にご相談ください。

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共有物の分割については、分割の方法が一番のポイントとなります。最適な分割方法は不動産案件の経験豊富な弁護士だからこそご提案が可能です。

共有不動産に関する解決事例を多く有するタウン&シティ法律事務所までお早めにご相談ください。

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投稿者プロフィール

弁護士 鈴木軌士
弁護士・宅地建物取引主任者。神奈川県にて25年以上の弁護士経験を持ち、特に不動産分野に注力している。これまでの不動産関連の相談は2000件を超え、豊富な経験と知識で依頼者にとって最良の結果を上げている。

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