不動産競売によって、業者の査定よりも高額で落札されて、その結果、より有利な条件で共有持分売却ができた事例

共有不動産 共有者双方が居住する川崎市内の二世帯住宅の土地建物

これは姉の家族と妹の家族で居住する二世帯住宅の問題でした。

相談者の妹家族は日当たりが悪いことなどから住み替えのため共同売却を希望しましたが姉家族は売却に強硬に反対しました。

相談者(妹)は共有の二世帯住宅の売却を希望したため、当事務所がご依頼を受け、姉家族に共有物分割協議の申し入れをしました。

交渉を続けたもののまとまらなかったため、共有物分割請求訴訟を提起しました。

訴訟の第1回期日で姉家族は当方の請求を認め、和解をし、競売にすることについても合意できました。和解調書に基づいて競売の申立をしました。

競売手続の結果、1億円で落札され、持分に基づいた分配を受けることができました。

相談者は不動産業者から9000万円の査定を受けていたためこの査定額より高額で落札できたことになります。

和解をすることができ競売でも市場価格と同等以上で落札されるは、との見通しは持っていたため、見通し通りに落札されて、結果、持分売却ができてよかったです。

投稿者プロフィール

弁護士 鈴木軌士
弁護士・宅地建物取引主任者。神奈川県にて25年以上の弁護士経験を持ち、特に不動産分野に注力している。これまでの不動産関連の相談は2000件を超え、豊富な経験と知識で依頼者にとって最良の結果を上げている。

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