共有者が出来る事、出来ない事

1.共有者が出来る事

問題1:Aさん「この土地建物を売りたい。母親(D)も賛成している」可能か?
背景:父親(Xさん)が単独名義で所有していた土地建物を3人の子供であるAさん、Bさん、Cさんが各6分の1取得し、妻(Dさん)が2分の1を相続により取得。現在、その土地建物に住んでいるのは、AさんとDさんである。
答え:出来ない
理由:売却は変更行為にあたり、共有者全員の合意が必要。自分の持分のみの処分は可能
 
 
問題2:Aさん「この建物を誰かに貸したい。母親も賛成している」可能か?
答え:賃貸する期間によって異なる
理由:建物3年、土地5年以内の場合は、管理行為にあたるので共有者の持分の過半数で出来る。
建物5年を超える場合には、変更行為にあたり、共有者全員の合意が必要。
問題3:Aさん「雨漏りする屋根を修繕したい。母親には相談していない」可能か?
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答え:できる
理由:修繕行為は保存行為。持分に関わらず共有者単独で可能。※リフォームの場合はどうか。大規模な場合は、変更行為にあたり、限定的な場合は管理行為。
 

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投稿者プロフィール

弁護士 鈴木軌士
弁護士・宅地建物取引主任者。神奈川県にて25年以上の弁護士経験を持ち、特に不動産分野に注力している。これまでの不動産関連の相談は2000件を超え、豊富な経験と知識で依頼者にとって最良の結果を上げている。